特定非営利活動法人様Salesforce運用支援

IT・システム開発

作成年月:2024年03月

内容

特定非営利法人(NPO)向けに、既存のSalesforceシステムを活用した運用改善支援を行いました。このNPOは、寄付金管理やリードの取り込みなどをSalesforceで管理していましたが、システム全体のパフォーマンス向上やデータ精度の向上が求められていました。そこで、以下の施策を通じてSalesforceの最適化を支援しました。

1. Salesforceの課題発見とデータベース構造の整備
まず、クライアントの既存Salesforceシステムを詳細に分析し、いくつかの課題を発見しました。特に、データベース構造が不整備であったため、効率的なデータ管理が難しい状態でした。これを改善するために、データモデルの再設計を提案し、オブジェクトや項目の最適な構成を整備しました。これにより、データの検索性や利用効率が向上し、組織全体でのデータ管理がよりスムーズになりました。

2. データメンテナンスの実施
Salesforceに蓄積されたデータは、重複や古い情報が多く含まれていました。これを解決するため、定期的なデータメンテナンスを実施し、データのクリーニングと整理を行いました。また、今後の運用においてもデータが適切に管理されるよう、メンテナンスプロセスの最適化と自動化を提案し、データの整合性を保つ仕組みを導入しました。

3. WEB to Lead設定の改善
NPOの寄付者や支援者のリード情報を効率的に管理するため、WEB to Lead機能の設定を最適化しました。これにより、ウェブサイトからの問い合わせや寄付申し込みが自動的にSalesforceに取り込まれ、即座にリードとして登録されるようになりました。これによって、寄付者との迅速なコミュニケーションが可能になり、支援者体験の向上にも寄与しました。

4. 重複処理のApex開発
クライアントのデータには重複レコードが多く存在しており、これがシステムのパフォーマンスや運用効率を低下させていました。そこで、Apexを用いた重複処理の開発を行い、データの自動的な重複排除機能を実装しました。この施策により、重複データの削減と、データの一貫性確保が実現しました。

5. 寄付金処理の最適化
寄付金の管理はNPOにとって非常に重要です。寄付金処理のフローを見直し、Salesforce内での寄付金管理を効率化しました。自動化された寄付金処理により、寄付の追跡やレポート作成が容易になり、財務報告における透明性が向上しました。また、寄付者へのお礼メールや受領証の自動送信を行うことで、寄付者との関係強化も図れました。

作成者情報

もくも

IT・システム開発 資料作成

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