イラスト等の自身のスキルを販売することがメジャーとなり、SNS(主にTwitter)を用いて販売されるクリエイターが年々増えています。
SNS上で依頼者を募り依頼をもらう・引き受けることを有償依頼と呼び、有償依頼のハッシュタグ(#)を用いて募集されている人が多いです。
しかしながら、有償依頼を貰える人と貰えない人で二極化しており、月に1件も依頼が来ない人も数多くいるのが現状となっています。
Twitter等のSNSでどうすれば有償依頼を得られやすいのか、安全に取引する方法などまとめました。
アカウントがバンされる可能性が極めて高いため、急に有償依頼のDMは送らないようにしましょう。
また有償依頼を募集しているツイートに似たような内容を次から次へと書き込むこともアカウントがバンされる原因となるので注意してください。
Twitterで有償依頼を受ける方法
SNSで有償依頼を集めるコツとして以下があげられます
・SNSの内容は特化させる
・ハッシュタグを工夫する
・自分から積極的にフォロー・いいねする
これら4つについて出来ていない人が多く、有償依頼を受けることができない原因でもあります。
簡単に説明していきます。
SNSはTwitterを用いる
SNSといっても種類はいくつもありますが、おすすめはTwitterとなります。
理由として、Twitterは利用者が多く、拡散力に最も優れていることから、自分の発信を目にされやすくなります。
インスタグラムを用いて販売も可能ですが、拡散力ば弱いため、Twitterよりも集客しにくい傾向にあります。
例えば、Twitterとインスタグラムを用いて同じように発信したとすると、10人依頼者が集まった場合、Twitterからの依頼が7~8人を占めるかと思います。
そのため、Twitterかインスタグラムのどちらかを選択するなら、Twitterをするべきでしょう。
Twitterに次いで拡散力があるSNSはFacebookとなりますが、利用者の年齢層がTwitterやインスタグラムに比べ高い傾向にあります。
自分が売りたい商品・スキルの対象年齢が高いものの場合、Facebookを優先的に使うのもありとなります。
投稿内容も、統一してほぼ同じで問題ないですよ!
SNSの内容は特化させる
以下Twitterをメインとして記載していきます。
SNSを用いて自分のスキルを売りたいと考えるなら、SNSで発信する内容はそのスキル関連に特化させるべきです。
例えばイラストの販売をしたい場合、自身の作品をツイートすることがとても大切です。作品の途中経過についてやイラスト技術についてなど、発信するのもいいです。
可能な限り雑多なツイートに関しては発信を抑えるようにしましょう。
また、共感・拡散を得るためにも自分からフォローすること、イイネ等を押すことが大切です。
ただ発信するだけでは、なかなか拡散される機会を得ることができないため、フォロワーを大切にしましょう。
例えばイラストの場合、ある漫画やキャラクターに特化させるなど工夫しましょう。
ただし発信する際、著作権違反にならないよう十分注意しましょう。
ハッシュタグを工夫する
有償依頼というハッシュタグだけつけても、人は集まらないため、ハッシュタグをより具体的なものにすることが肝心です。
例えば何かのキャラクターのイラストを描いた場合、そのキャラクター名のハッシュタグをつけるなどいいでしょう。
よりそのイラストに興味がある人に見られやすくなり、共感数も上がり、拡散効果が得られやすくなります。
自分から積極的にフォロー・いいねする
SNSを初めてもフォロワーが全然増えないと悩まれる方が多いです。
非常にレベルの高いスキルがあったとしても、拡散されない・フォロワーが増えない原因は自分から積極的にSNSユーザーにアプローチしていないことがあげられます。
フォロワーが少ない人は必ず自分から、いいねやフォローをすることが重要です。
またいいねをくれた人には必ず、いいねを送ること、頻繁にいいねをくれる人はリストにしてまとめておくといいでしょう。
リストに載っている人から順にいいねを押していきましょう。
そうすることで、あなたの発信内容には共感数が集まりやすくなり、閲覧数が徐々に伸びてきます。
いいね数が少ない人に積極的にいいねを押すことがコツの1つとなります。
フォロワー数とフォロワー数の比率(FF比)を気にする方がいらっしゃいます。
フォロー数が少なく、フォロワー数が多い方が『格好いい』、『おすすめ』、『信頼性があがる』なんてことが言われます。
商売する人において、フォロー数が少ないことに何の意味もありません。商売をするならフォロワー数とフォロワー数が同程度くらいの方が、印象がむしろいいです。
変なプライドは捨てて自分から積極的にフォローしましょう。
SNS内での直接の取引は危険
SNS内での取引を行うと、数回に1度は必ずトラブルが起こります。トラブルの例として以下があります。
・突然の内容変更
・無理な要求
・音信不通
・持ち逃げ
・意味不明なクレーム
トラブルの被害は販売者に限ったことではなく、購入者側にも起こり得ます。
支払ったのに納品されない、連絡が取れない、納品物が依頼したものと異なるといったトラブルが頻繁に起こります。
また個人情報も相手に知られてしまうため、セキュリティの観点からおすすめはできません。
こういったトラブルや個人情報の流出を防いでくれるのが、コミッションサイト(仲介サイト)となります。
仲介業者が取引終了までお金を購入者から預かるため、未払い・未納、個人情報の流出を防ぐことができます。
コミッションサイトのメリット・デメリット
コミッションサイトを利用するメリットは上記のトラブルを抑えられるだけではありません。
直接取引の場合、決済方法が銀行振込(しかも個人情報を知られる)やアマギフ(もはやお金ではない)といったものに限られるのに対して、コミッションサイトならクレジットカードといった利便性の高い決済方法も可能になります。
トラブルや個人情報の流出を防ぎ安全に取引をすることができることが、コミッションサイトのメリットとなります。
しかし、コミッションサイトにはデメリットとして手数料が必要な点が挙げられます。
コミッションサイトの手数料
コミッションサイトでは決済を安全に行えるメリットがある一方で、必ず手数料が必要となってきます。
以下はコミッションサイトで必要な手数料を比較した表となります。
手数料率比較
サイト名 | 手数料 |
---|---|
つなぐ | 販売者:5.5%
依頼者:0% |
ランサーズ | 販売者:16.5%
依頼者:5.5% 合計:22% |
ココナラ | 販売者:22%
依頼者:5.5% 合計:27.5% |
シュフティ | 販売者:10%
依頼者:0% |
ビズシーク | 販売者 10万までの部分:11% 10万1円以上の部分:5.5% 依頼者:0% |
クラウディア | 販売者 5万までの部分:15% 5万1円〜10万部分:10% 10万1円〜100万部分:5% 100万1円以上の部分:3% 依頼者:0% |
SKIMA | 販売者 2万まで:22% 2万1円〜5万:16% 5万1円以上:11% 依頼者:0% |
クラウドワークス | 販売者 10万までの部分:22% 10万1円〜20万部分:11% 20万1円以上の部分:5.5% 依頼者:0% |
Skillots | 販売者 3万未満まで:30% 3万〜10万未満:20% 10万~50万未満:15% 50万以上:10% 依頼者:0% |
手数料は取引額に手数料率を乗じた金額が必要となり、販売者の受け取り金額から引かれることが一般的となっており、おおよそ20%程手数料がかかるサイト多いです。
一部、ココナラやランサーズのように依頼者にも手数料が必要な場合があるため注意しましょう。
また取引金額により手数料率が変化するコミッションサイトも一部あります。
手数料により販売者が受け取れる報酬が減ってしまうことが、コミッションサイトのデメリットと言えます。
多くの決済方法にも対応しているため、手数料が気にせず安全な取引がしたい人はつなぐを是非ご利用ください。
Twitterで依頼が来ないときの対策まとめ
Twitterで依頼を得るには、ハッシュタグの利用はもちろんのこと、SNS活動を積極的に行うことが大切となります。
ただ何となくツイートしているだけでは、決して共感は得られず依頼も得ることが難しいと言わざるを得ません。
依頼を得たいなら、まずは自分から積極的にアプローチするところから始めてみましょう。
ただし、SNSでの直接の取引はトラブルが発生しやすく危険ですので、実際に金銭のやりとりが必要になった場合はコミッションサイトを利用するようにしてください。