Skillots(スキロッツ)は2006年から運営している老舗のクラウドソーシングサイト(コミッションサイト)です。
特にスキロッツはイラストやデザインの受発注の仲介に強く、これまで多くの人がスキロッツを利用しています。
しかし、最近ではスキロッツ以外にも多くのクラウドソーシングサイトがあり、いまだにスキロッツは人気はあるのか気になるところです。
この記事ではスキロッツを利用するメリットやデメリットについてまとめてみました。
スキロッツの評判は?本当に手数料は高い?メリットやデメリット
老舗のスキロッツですが、Twitter等のSNSでスキロッツに関する情報を発信している人はごく少数でした。
クラウドソーシングサイト利用者の多くが、SNSで自身の商品をツイートし集客を行います。
しかしスキロッツのツイートが少数であることから、スキロッツの利用者は非常に少ないものと思われます。
スキロッツの課題は手数料
クラウドソーシングサイト内で取引を行うと必ず手数料が発生します。
手数料は取引終了後に報酬から一定の割合で引かれますが、クラウドソーシングサイト毎にその割合(手数料)は異なってきます。
以下はスキロッツの手数料と各種クラウドソーシングサイトの手数料を比較したものとなります。
販売手数料一覧
サイト名 | 手数料 |
---|---|
スキロッツ | 販売者 3万未満まで:30% 3万〜10万未満:20% 10万~50万未満:15% 50万以上:10% 購入者:0% |
つなぐ | 販売者:2.8% or 5.5%
購入者:0% |
ココナラ | 販売者:22%
購入者:5.5% |
ランサーズ | 販売者:16.5%
購入者:5.5% |
シュフティ | 販売者:10%
購入者:0% |
ビズシーク | 販売者 10万までの部分:11% 10万1円以上の部分:5.5% 購入者:0% |
クラウディア | 販売者 5万までの部分:15% 5万1円〜10万部分:10% 10万1円〜100万部分:5% 100万1円以上の部分:3% 購入者:0% |
SKIMA | 販売者 2万まで:22% 2万1円〜5万:16% 5万1円以上:11% 購入者:0% |
クラウドワークス | 販売者 10万までの部分:22% 10万1円〜20万部分:11% 20万1円以上の部分:5.5% 購入者:0% |
スキロッツの手数料は50万円以上の取引の場合10%となりますが、最も取引が多いと思われる価格帯(3万円以下)では手数料30%となっています。
スキロッツはクラウドソーシングサイトで最も高い手数料となっており、手数料が高ければ販売者の得られる報酬も少なくなるため、やはり敬遠されます。
利用者が離れる主な原因は手数料の高さだと言えます。
スキロッツの機能は問題なし
手数料が高いという点を除けば、クラウドソーシングサイトとして機能は充実しています。
以下特にクラウドソーシングサイトで重要な決済周りの機能となりますが全く問題ありません。
エスクロー決済
個人間の直接取引の場合、決済関連で最もトラブルが起こりやすいです。
主なトラブルとして未納・未払いがありますがこのトラブルを防いでくれるのがエスクロー決済となります。
仮払い制度があるため、未払いは起こりませんし、納品しない限り報酬を受け取れないため未納を防ぐ事も可能となります。
一部の仲介サイト(タノムノ、nizimaなど)ではエスクロー決済がありませんが、スキロッツにはエスクロー決済で取引が行われるため安全な取引が可能であると言えます。
決済方法が豊富
個人間での直接取引の場合、個人情報を教える必要があり、また利用頻度が高いクレジットカード決済が不可な場合がほとんどです。
クラウドソーシングサイトではクレジットカード決済がもちろん可能であり、さらにそれ以外の決済方法にも対応している場合が多いです。
スキロッツの場合、利用できる決済方法としてクレジットカード決済、コンビニ決済、銀行振込に対応しています。
実はコンビニ決済は非常に需要が高い決済方法ではあるものの導入できていないクラウドソーシングサイトは多いです。
決済機能をサイト内に導入するには種々の決済方法に応じて審査が必要であり、とりわけコンビニ決済は審査が厳しいです。
そのためコンビニ決済の導入が困難であり、コンビニ決済が導入されていれば、安全性が極めて高い信頼できるサイトとも言えます。
スキロッツ以外でコンビニ決済可能なサイトとして、つなぐ、SKIMA、ココナラがあり、いかにコンビニ決済を導入できているサイトが少ないか分かるかと思います。
そのため、決済機能だけみるとスキロッツは優秀と言えます。
スキロッツには審査がある
他クラウドソーシングサイトではあまり無いのですが、スキロッツをクリエイターが利用するには審査があります。
依頼側は特に審査がなく利用可能です。
プロフィールの内容が審査されますが、審査基準は不明となっています。プロフィールに記載する必須内容は以下となります。
スキロッツは高額案件なら向いている?おすすめの他サービスは?
販売手数料(50万円以上)
サイト名 | 手数料 |
---|---|
スキロッツ | 販売者:10%
購入者:0% |
つなぐ | 販売者:2.8% or 5.5%
購入者:0% |
ココナラ | 販売者:22%
購入者:5.5% |
ランサーズ | 販売者:16.5%
購入者:5.5% |
シュフティ | 販売者:10%
購入者:0% |
ビズシーク | 販売者:5.5%
購入者:0% |
クラウディア | 販売者:5%
購入者:0% |
SKIMA | 販売者:11%
購入者:0% |
クラウドワークス | 販売者:5.5%
購入者:0% |
高額案件になれば、スキロッツよりも手数料が高いサイトがいくつかあり、高額案件に絞れば必ずしもスキロッツの手数料が高すぎるといった訳ではないことがわかります。
また、スキロッツは多決済に優れており、コンビニ決済が利用できる数少ないクラウドソーシングサイトです。
決済機能が豊富な点もスキロッツの魅力となります。
しかしながら、これらを踏まえてもスキロッツよりも使い勝手のいいサイトはいくつかあり、中でもつなぐがおすすめとなります。
つなぐの特徴
つなぐはスキロッツと同様に決済機能が豊富で、クレジットカード決済、デビットカード決済、コンビニ決済、そして銀行振込に対応しています。
決済機能が豊富なため、購入者が利用できる決済方法がないといった問題も起きませんし、個人情報も取引相手に知られることはありません。
もちろん安全な取引が可能なエスクロー決済であり、未納・未払いの心配も一切ありません。
また手数料に関しても、販売価格がいくらであろうと2.8% or 5.5%のみ*(購入者は手数料無し)であり、日本一低い手数料でサービスを提供しています。
※決済方法により異なり、購入者が支払方法として銀行振込を選択した場合、販売者が負担する手数料は2.8%となる(その他の決済では5.5%)
つなぐもスキロッツと同様にイラストやデザインに強みを持っていますが、その他の様々なカテゴリでも活躍することが可能です。
つなぐは決済回りだけではなく、他クラウドソーシングサイトを圧倒する売買する上で必要な様々な機能が実装されています。
あらゆるトラブルを解消し、手数料の悩みも解決することができるつなぐを是非ご検討ください。
スキロッツのまとめ
スキロッツはイラストやデザインの受発注によく利用されていますが、総じて手数料が高いことが課題としてあげられます。
手数料が高ければ、『販売額が高くなる』『得られる報酬が減る』といったことが起こるため、購入者にも販売者にもメリットはありません。
直接依頼とは異なり、エスクロー決済や多決済が可能な点はスキロッツを利用するメリットとなりますが、それだけでは他サービスと差別化はできません。
現状、コンビニ決済可能というメリットはあるものの手数料の高さから考えるとスキロッツを利用するメリットはそこまでないのかなと感じます。
まずは低手数料で利用できるサービスを検討することをおすすめします。