サグーワークスは記事作成・ライティングの仕事を見つけることができるクラウドソーシングサイトです。
スキマ時間に作業する事で報酬を得られるチャンスがあるため、副業としてサグーワークスを始めてみるのもいいかもしれません。
しかし会員数が多そうに見えますが、SNSでサグーワークスに関して発信している人はほとんどおらず、またサグーワークスに関して5ch等の掲示板で過疎っている等の悪い口コミが目立ちます。
本当に人気はあるのでしょうか?
口コミからは分からないサグーワークスの実態、何故人気が低減しているのかについて解説していきます。
結論となりますが、稼ぎたい人にはサグーワークスは全くおすすめできないのが現状となります。
サグーワークスはおすすめできない?評判が悪い理由
サグーワークスの評判を調べると以下のように悪い口コミが書かれている場合が多いです。
・承認されない
・案件提出のルールが細かく大変
・稼げない
一方でサグーワークスには手数料がないから、手数料が引かれず報酬を受け取れてお得と発信されている方もたまに見かけます。
サグーワークスは手数料が無いため稼ぎやすいのか、それとも他クラウドソーシングサービスよりも稼ぎにくいのか考えてみましょう。
サグーワークスは本当に手数料が無いの?
クラウドソーシングサイトを利用する際、一般的に依頼金額に手数料割合を乗じた金額が手数料として依頼金額から差し引かれます。
サグーワークスではこの手数料が不要であるため、お得と感じている人がいらっしゃいます。
以下はクラウドソーシングサイトの手数料の割合を比較したものとなりますが、総じて20%ほどの手数料が必要になってくることが分かります。
手数料率比較
サイト名 | 手数料 |
---|---|
つなぐ | 販売者:5.5%
依頼者:0% |
ランサーズ | 販売者:16.5%
依頼者:5.5% 合計:22% |
ココナラ | 販売者:22%
依頼者:5.5% 合計:27.5% |
シュフティ | 販売者:10%
依頼者:0% |
ビズシーク | 販売者 10万までの部分:11% 10万1円以上の部分:5.5% 依頼者:0% |
クラウディア | 販売者 5万までの部分:15% 5万1円〜10万部分:10% 10万1円〜100万部分:5% 100万1円以上の部分:3% 依頼者:0% |
SKIMA | 販売者 2万まで:22% 2万1円〜5万:16% 5万1円以上:11% 依頼者:0% |
クラウドワークス | 販売者 10万までの部分:22% 10万1円〜20万部分:11% 20万1円以上の部分:5.5% 依頼者:0% |
Skillots | 販売者 3万未満まで:30% 3万〜10万未満:20% 10万~50万未満:15% 50万以上:10% 購入者:0% |
このことから、手数料が無いサグーワークスは報酬から手数料が引かれることがないためお得に感じるかと思います。
しかし、サグーワークスは一般的なクラウドソーシングサイトよりもはるかに高い利用料金を依頼者から徴収しているのが実態となります。
サグーワークスの手数料がひどい
サグーワークスで依頼するには、依頼者は依頼したいワーカーの会員レベル(レギュラー、ゴールド、プラチナ)を選択し料金の支払いを行いますが、会員レベルにより依頼時の文字単価が異なっており、以下のように設定されています。
ゴールド:1.5円~
プラチナ:3.0円~
依頼者がサグーワークスと契約する際の文字単価は非常に高いですが、実際にワーカーが受けとれるワーカーの平均文字単価は遥かに低くなっています。
(30人のレギュラー会員の累計の総文字数と総報酬から算出)
レギュラー会員に依頼する際、最低1文字0.75円必要ですが、ワーカーが受け取れる平均文字単価が0.43円であるため、サグーワークスが最低でも0.32円以上の手数料をとっていることが分かります。
つまり最低でも42.6%(0.32/0.75×100=42.6%)以上が手数料として引かれている計算となります。
クラウドソーシングサイトの手数料が20%程度であるのに対して、サグーワークスの手数料は42.6%以上であるため、いかにサグーワークスの手数料が高いことが分かるかと思います。
何故手数料がこれほどまでに高いのか
サグーワークスでは、記事作製後、承認作業(記事に問題がないかのチェック)が入ります。
承認されることで初めて報酬を得られますが、人力による承認作業であるため、こういったところに人件費が必要になってくるのでしょう。
記事の承認に問題あり
仕事を受ける際、ワーカーは記事作製の細かいルールを守る必要があります。
記事毎にルールが異なっており、少しでもずれがあれば非承認となってしまいます。
非承認となった場合、再投稿可能ですが、募集が終わってしまい再投稿できなくなる場合も多いです。
(他のワーカーがその依頼を書き始めると募集終了となります)
そういった場合、記事を作成したにも関わらず報酬を受け取れなくなってしまいます。
承認基準が曖昧
口コミでよくみられるが、この承認基準の曖昧さです。
非承認になっても、何がダメなのかはっきり記載してもらえず、どう修正すればいいのか不明なことが多いです。
また承認基準に関しても記事をチェックする人によって大きく異なっているなど、対策に困るかと思います。
ルールを守って書けば必ず承認される訳ではなく、運にゆだねる部分があると感じます。
承認率の実態
非公開であるため、承認率は不明ですが、ルールをよく読まずに従わなければ100%非承認となります。
ただし、サグーワークスが設定しているランク特典から、承認率は60~70%が平均ではないかと推定されます。
例えば最も会員数の多いレギュラーは3つのランク(A,BC)に分けられていますが、Bランクになるために必要な承認率は60%以上となっています。
つまり3割は承認されない可能性があり、その分稼ぎにくいと言わざるを得ません。
非承認を考慮すると実際の文字単価は0.3円(0.426×0.7=0.298)程度またはそれ以下と考えるのが良いかと思います。
サグーワークスでどのくらい稼げる?
サグーワークスのランキングをみると、年間で最も稼ぐ人で、150万円ほどとなります。
月に10万円以上稼ぐことができておすすめと口コミで見かけますが、サグーワークスで月に10万円以上稼ぐ人は全会員20万人以上いる中で5人程度となります。
また月に1万円稼げれば上から数えて全体の50番程度となりますので、サグーワークスは想像以上に稼ぎにくいと感じるのではないでしょうか?
年々サグーワークスで稼いでいる人が減っていることから、会員が離れている、仕事案件数が減っているなどが考えらえます。
スキル販売可能でないサイトは稼げない
サグーワークスでは、想像以上に稼ぐことができないのが現状であり、人気の衰えと共に年々稼ぎにくくなっています。
サグーワークス同様に一部のクラウドソーシングサイトにおいても同様の傾向(人気の陰り)がみられますが、これらのサイトで共通していることはスキル販売ができないことがあげられます。
スキル販売とは、自分のスキルをサイト内に掲載し購入者を募る販売方法となります。
スキル販売例
スキル販売があることで、依頼に応募するだけだったワーカーとは異なり、自分の商品を売るためにSNS等を用いて自身で集客を行うようになります。
その結果、サイトに多くの人が集まりやすくなります。
またスキル販売では自分で値段など好きに設定できるため、自分が思った値段で効率的に稼ぐことができるのもスキル販売のメリットとなります。
案件に応募して稼ぐのは非効率
案件に応募して稼ぐ方法は、買いたたきにあいやすく思ったように稼ぐことができません。
依頼の中には、文字単価0.1円や0.2円といった悪質なものも多くあります。
しかし、残念ながらどんなに単価が低い依頼であっても、応募する人が必ずいるため、案件の単価は非常に低いものであるのが一般的となっています。
そのため、サグーワークスに限らず、一般的にクラウドソーシングサイトにおいて公開案件に応募して稼ぐことは非効率となります。
スキル販売機能がないサイトの末路
最もワーカーが効率的に稼げるのは、自分のスキル販売することとなります。
スキル販売可能なサイトは、利用者が伸びやすく、利用者・売上ともに右肩上がりの傾向がみられます。
一方で、スキル販売サイトがない例として、シュフティ、ママワークス、ビズシークがありますが、どれも数年前より活気がない印象を受けます。
その他、スキル販売ができないサイトとしてクラウディアがありましたが、利用者離れが多いためか2022年8月よりスキル販売機能を導入しています。
今後の発展が期待されますが手数料が高いことから課題がまだまだあると感じます。
スキル販売機能は、サイトを永続的に運営する上で無くてはならない機能です。スキル販売機能がないサグーワークスは今後ますます利用者が減るのではないかと推察します。
クラウドソーシングサイトで自分のスキルを販売しよう
安定して大きく稼ぐならスキル販売機能が最もおすすめです。
スキル販売機能があるサイトの場合、平均すると月に3万円〜5万円の報酬を得ている人が多いです。
サグーワークスで3万円以上稼ごうとする場合、全体のかなり上位(全体の20〜30番台)に位置しますので、いかにスキル販売が稼ぎやすいか分かるかと思います。
直接取引は危険
サグーワークスでは初心者やプラチナライターに関わらず稼げないため、中抜きのされない直接の取引がお得と考える方が多いです。
そのためスキルを売るためにSNS等で自分で集客を行った後、そのまま仲介サイト(クラウドソーシングサイト)を通さずに直接取引を行なってしまう場合があります。
個人間の直接取引により手数料を取られずに済みますが、未払いや未納といったトラブル以外に、音信不通や突然のキャンセルなど様々なトラブルに見舞われる可能性があります。
こういったトラブルを全て回避し、安全に取引を完遂することができるのがクラウドソーシングサイトとなります。
手数料が気になる方は手数料の負担が少ないサイトを利用する事で収益性と安全性を担保することが可能となるため、積極的に利用する事をおすすめします。
サグーワークスまとめ
サグーワークスを利用する事で、記事作成やアンケートといった幅広い仕事を見つけることが可能となります。
しかし、中抜きが大きく文字単価が低い以外に、報酬を得るには承認される必要があり、思ったように稼げないといった課題があります。
サグーワークスにて月に数万円稼ぐ事は困難であることから、副業や本業として本格的に稼ぎたいならスキル販売が可能なクラウドソーシングサイトを選ぶ事をおすすめします。
個で活動し自分のスキルを売っていくことが今後稼ぐためにますます重要になってくるかと思います。