平面のイラストを立体的に動かすことを可能にするLive2D、流行りのVtuberの多くがこのLive2D技術を使って作成されています。
Live2Dを用いることで、簡単に自分のオリジナルキャラクターを動かしたり。アニメーションを作成することが可能となるだけでなく、Vtuberやゲーム実況等で利用することもできます。
この記事では、Live2D技術とはどういったものか、また作成を依頼したい場合どこに頼めばいいのかなどLive2Dの基本的な情報について記載しています。
Live2Dとは?
Live2Dは、2Dデジタルアートをアニメーション化するための革新的なソフトウェアプログラムです。
アプリやゲームと連動したインタラクティブなアバターを作成することが可能であり、YouTubeなどで使われる多くのVtuberのアバターはLive2Dで作成されています。
Live2Dを使えば、2Dグラフィックにリアルな動きや表情を与えることができ、従来のアートワークにはなかったユニークな次元のアートを実現することができます。
また、Live2Dでは、複数の画像やアニメーションを同時に追加することが簡単にでき、デザインを際立たせることが可能となっています。
さらに、Live2Dは特別なコーディングを必要としないため、スキルレベルに関係なく、複雑で高度な動きを比較的容易に作成することができます。
高品質なデジタルアニメーションやインタラクティブな体験の作成に適したソフトウェアであることから、急速に普及しつつあります。
そのため、作成の依頼料金も比較的抑えることができます。
Live2Dの依頼方法
Live2Dを依頼する方法として、主に制作会社に依頼する方法とクラウドソーシングサイトを利用して個人のクリエイターに頼む方法があります。
その他、SNSなどでクリエイターをみつけ直接依頼する方法もあります。
しかし、Live2D作成費が高額であることから、個人に頼むならトラブル時が起きにくい制作会社やクラウドソーシングサイトの方が安心できておすすめです。
直接の個人間取引の場合、未払い・未納のトラブル以外に、キャンセルできない、無理難題を押し付けられる等、様々なトラブルが起こりやすいです。
少しでも不安のない取引をしたいなら直接取引は避けましょう。
制作会社とクラウドソーシングサイト
制作会社とクラウドソーシングサイトにはそれぞれメリットとデメリットがあります。
以下で簡単にそれぞれのメリットとデメリットを紹介しますが、個人的に低価格で依頼ができ、連絡を取りやすいクラウドソーシングサイトをおすすめします。
制作会社のメリットとデメリット
メリットとして、会社が制作するため、納品物の技術が安定しています。納期も守られやすく、難しい要望にも対応可能な場合が多いです。
デメリットとして、制作会社を利用する場合、制作費用がクラアドソーシングサイトの2倍〜5倍必要となります。連絡が取れる時間帯にも制限があるため、すぐに返事が欲しい緊急の場合も対応が難しいことが多いです。
複数人で対応することが多いため、誰が作っているのか不明なことも多々あります。
クラウドソーシングサイトのメリットとデメリット
メリットとして、制作会社に比べ、料金を抑える事が可能です。緊急時にも即時対応してもらいやすく、融通が効きやすいと言えます。
デメリットとして、クリエイターにより技術がまちまちなため、納品物が思ったものと違うといった問題が起こる可能性があります。
しかし、過去の納品物を掲載しているクリエイターの作品を確認することで、上記の問題を防ぐことができます。
また、誰が作るのか明白なため、自分が好きなデザイン・イメージに近い人を見つけて依頼すれば、自分が期待通りの作品を納品してもらいやすいです。これはクラウドソーシングサイトを利用する最大のメリットであるとも言えます。
また多くの人がクラウドソーシングサイトを利用する場合が多いのが現状です。
Live2Dの依頼料金
種々のクラウドソーシングサイトに多くのLive2Dクリエイターが登録しており、様々な値段で依頼を請け負っています。
イラストのデザインからモデリングまで、ゼロから最後まで全工程を依頼した場合の料金ですが、クラウドソーシングサイトに掲載されている商品から相場として5万~10万と言われます。
(ちなみに制作会社に全工程を依頼した場合の料金は30万円以上します)
しかしながら、実際の料金はもう少し上がると考えた方がいいです。(オプションで追加料金が発生する場合が多いためです)
滑らかで複雑な動きが必要な場合は作成に工数(時間)が必要となってくるため、やはり料金は上がっていきます。
とても丁寧に作られた目を引くような動きをする場合、20~30万円程度はしてきます。
このレベルまでくると制作会社に依頼するのと技術的に差はないです。複雑なものを制作会社に依頼する場合、40万円以上はするかと思います。
工程ごとの依頼料金
Live2Dの主な作成工程は、イラスト作成、パーツ分け、モデリング、アニメーションとなります。
各工程の簡単な説明と料金の相場を記載していきます。
イラスト依頼
Live2Dで動かしたいオリジナルのキャラクターを作成します
料金相場
5000円~3万円
参考
制作会社の場合:5~10万前後
パーツ分け
動かすためにはイラストをバラバラのパーツに分ける必要があります。
バラバラにすればその分複雑な動きが可能になります。
参照画像(Cubismマニュアル)
描いてもらったイラストをただパーツ分けするだけでは、画像が動いた際にこれまで見えていなかった何も描いていない箇所が表に出てきてしまいます。例えば、顔を横にしたときに、首が切れてしまうといった具合に、イラストが途切れてしまいます。
そのため、パーツ分けする際、動いた場合もイラストが切れないために追加で描き足す必要が必ず出てきます。
料金相場
5000円~3万円
参考
制作会社の場合:5~10万前後
モデリング
パーツの動かす範囲、どんな動きにするか決める作業となります。
参照画像(Cubismマニュアル)
作業自体はなれれば単純ですが、時間をかなり使います。またいかに自然な動きにするか、その人のセンスにより大分変ってきます。
そのため、イラスト作成とパーツ分けは同じ人に、モデリングのみ違う人に頼むというのも頼み方の1つとしてありです。
料金相場
1万円~5万円
参考
制作会社の場合:10~30万前後
アニメーション
実際に動かしてアニメーションにする作業です。
自分のイラストが動いているところを楽しみたい人はアニメーションも依頼することになります。(Vtuber等で使う予定の人は依頼不要です)
この工程はそれほど大変ではないため、低価格で依頼可能です。1万円もあれば十分依頼可能かと思います。
工程ごとに依頼するのもOK
上記のように1人の人に全てを任せるのではなく、工程ごとに違う人に依頼することも可能です。
工程ごとに依頼するなら、パーツ分けではイラストを描き足すため、イラスト作成からパーツ分けまでを同じ人にお願いする方がいいと思います。
上手く工程ごとに依頼できれば、料金も抑えることが可能になる場合もあります。
特に好きなイラストのタッチがあり、どうしてもこの人にイラストを描いてほしいといった場合は、工程ごとに依頼する方がいいかと思います。
Live2Dはイラストの改変に当たるため、著作権の侵害となり得ます。トラブル防止のためにも必ず確認しておきましょう。
おすすめのLive2Dの依頼サイト
Live2Dを依頼できるクラウドソーシングとして、おすすめのものを2つ紹介しています。
1つが僕が運営しているクラウドソーシングサイト【つなぐ】です。もう1つが日本最大級のクラウドソーシング【ココナラ】となります。
つなぐ
2021年にリリースしたばかりの新しいコミッションであり、日本一低い手数料と多機能が特徴となります。
クラウドソーシングサイトの平均的な手数料は販売金額の20%が必要となりますが、つなぐは2.8% or 5.5%*(購入側は手数料無し)のみと圧倒的に低いです。
※決済方法により異なり、購入者が支払方法として銀行振込を選択した場合、販売者が負担する手数料は2.8%となる(その他の決済では5.5%)
Live2Dのような高額な商品の場合、手数料が低いに越したことはないため、人気の有名なクリエイターにもつなぐを使用して頂いています。
手数料が低いことで、購入者は低価格で買え、クリエイターの報酬も上がるといったメリットがあります。
また、つなぐのサイト内には【キャラ販売】というすでに完成したオリジナルキャラクターが売られているコーナーがあります。
キャラ販売では完成したイラストだけでなく、モデリングまで完了しているキャラクターも販売されています。
販売価格1000円で購入可能な商品もあり、今すぐVtuberとしてデビューも可能です。
参考:Live2D完成品販売例
これからLive2Dを販売、購入を考えているなら、手数料の悩みから解放されるつなぐを是非ご検討ください。
決済方法
クレカ決済、コンビニ決済、銀行振込
手数料
販売額の5.5%
(販売者のみ、購入者は無し)
ココナラ
国内でも最大規模のクラウドソーシングサイトであるため、利用している会員数は非常に多いです。
多くのクリエイターが利用しているため、自分のイメージに近い作品を作ってくれるクリエイターを見つけることができるはずです。
ただし手数料が高いことが最大のネックであり、販売価格に対して販売者は22%の手数料、購入者は5.5%の手数料が必要となってきます。
合計で27.5%の手数料が必要となるため、その分販売価格が高めに設定される場合がほとんどとなります。
しかしながら、利用者が多いため、低価格で販売している人も多いです。自分のイメージに使い人で値段もお手頃な人を探してみるのも一つの方法としてありかと思います。
決済方法
クレカ決済、コンビニ決済、銀行振込、
手数料
販売者:22.0% 購入者:5.5%
Live2Dの依頼は妥協しないことが大切
Live2Dはどんなに安く依頼しようとしても全工程をいれれば5万円は費用が必要となります。
決して安くない買い物ですので、妥協せずしっかり自分のイメージにあったデザインを作ってくれるLive2Dモデラーを見つけて依頼するようにしましょう。
また要望を伝えた際、追加料金が発生する場合が多いですが、ここで妥協してしまうと、後々後悔するような事態になりかねません。
必要かどうかしっかり吟味し、後悔しない選択をしましょう。