クラウディア(Craudia)はインターネット上で様々な仕事の受発注が可能なクラウドソーシングサイトです。
他のクラウドソーシングサイトよりも手数料の面で優れるにも関わらず利用者数があまりいません。
クラウディアを使うメリットがないのか、どうして流行らないかなど考察しています。
クラウディアは副業や在宅業務をするのに適していないのかチェックしてみましょう。
クラウディアの特徴と課題
クラウディアの最大の特徴は、手数料の安さとなります。
手数料は、依頼者がワーカーに払う料金に手数料割合をかけたものとなり、ワーカーの報酬から引かれます。
以下はクラウディアと他のクラウドソーシングサイトの手数料割合を比較したものとなります。
手数料率比較
サイト名 | 手数料 |
---|---|
クラウディア | ワーカー 5万までの部分:15% 5万1円〜10万部分:10% 10万1円〜100万部分:5% 100万1円以上の部分:3% 依頼者:0% |
つなぐ | ワーカー:2.8% or 5.5%*
依頼者:0% |
ランサーズ | ワーカー:16.5%
依頼者:5.5% 合計:22% |
ココナラ | ワーカー:22%
依頼者:5.5% 合計:27.5% |
シュフティ | ワーカー:10%
依頼者:0% |
ビズシーク | ワーカー 10万までの部分:11% 10万1円以上の部分:5.5% 依頼者:0% |
SKIMA | ワーカー 2万まで:22% 2万1円〜5万:16% 5万1円以上:11% 依頼者:0% |
クラウドワークス | ワーカー 10万までの部分:22% 10万1円〜20万部分:11% 20万1円以上の部分:5.5% 依頼者:0% |
おおよそ20%ほどの手数料を必要とするクラウドソーシングサイトが多い事がわかるかと思います。
また一部のクラウドソーシングサイトでは、ワーカー以外に依頼者も手数料を支払う必要があります。
クラウディアは取引金額があがるごとに段階的に手数料がさがり、高額案件ほど手数料が低くお得に利用できることが分かります。
さらに、20%ほどの設定としているクラウドソーシングサイトが一般的であるのに対して、最も高い手数料割合でも15%と低い設定であり、とても良心的な設定だと感じます。
※つなぐの手数料は決済方法により異なり、購入者が支払方法として銀行振込を選択した場合、販売者が負担する手数料は2.8%となる(その他の決済では5.5%)
利用者が少ない原因はスキル販売が無かったため
手数料の面でココナラやランサーズといったクラウドソーシングサイトよりもメリットがあるにも関わらずクラウディアの利用者数は非常に少ないです。
クラウディアでは、依頼者の案件をワーカー全体に公開し、依頼者とワーカーをマッチングさせることをメインとしてサービス展開してきましたが、募集案件は非常に少ないです。
応募できる案件として10件程度しかなく、1日に登録される新規案件はほとんどありません。
メインサービスである募集案件数でさえ少ないため、いかに利用している会員が少ないかが分かります。
その原因として、現在クラウドソーシングサイトで取引されるその多くが、スキル販売での取引となり、公募での取引は全体のごく一部となります。
つなぐの場合、全取引の1%ほどしか公募の取引はなく、ほとんどの取引がスキル販売となります。
つなぐのスキル販売例
多くの人が自分のスキルを販売することで収益化を行っています。
公募の案件にワーカーが応募しない理由は、応募しても競争率が高く必ず仕事を得られる訳ではないためとなります。
集客さえできれば、スキル販売を行う方が効率的に稼ぐことができるため、上手に販売している利用者の多くが集客のためにSNSで自分のスキル商品について情報発信しています。
その結果、スキル販売があるサイトには人が集まりやすく、利用者数が右肩上がりに増えていきます。
スキル販売をクラウディアも後発ながらスタート
クラウディアは公募の仕事依頼しかできず、スキル販売ができないクラウドソーシングサイトでしたが、スキル販売機能を2022年8月より実装しました。
リリースされてから2023年1月で、約半年ほどたちましたが、残念ながら利用者数はいまだ少ない状態となっています。
登録されているスキル商品として、500件ほどありますが、実際に売れたスキルは3件しかないのが現状(2023.1.22時点)となっています。
手数料割合もそこまで高くなく、また支払い方法に関してもクレジットカード、銀行振込、PayPalと幅広く対応しています。
クラウドソーシングサイトを利用する最大のメリットであるエスクロー決済にも対応しているにも関わらず、利用者が集まらない状態となっています。
これにより、未払い・未納といったトラブルを防げるため、安全に取引を完遂することが可能になります。
圧倒的な魅力がないことが原因か
クラウディアまとめ
少しでも便利なものへ人は流れていきますので、他サービスを圧倒しなければ生き残れません。
今後も日本一便利なサービスを目指し『つなぐ』を改良していかなければと記事執筆中に改めて感じました。