サイト譲渡・売買の手続き方法、失敗しないための安全な進め方

サイトを譲渡する際の手順を初心者にもわかりやすく説明します。
専門用語は使わずに順を追って説明しますので参考にしてください。

運営者
クラウドソーシングサービス(つなぐ)の運営者です。
サイト譲渡(サイト売却)の基本的なやり方とリスクについてまとめています。

サイト譲渡を安全に行う

サイト売買は高額な取引となる場合が多いため、トラブルが非常に起こりやすいのが現状です。

信頼できる相手と取引を行うのは当然ですが、可能な限りエスクロー決済できる仲介サービスを通すことをおすすめします。

エスクロー決済とは!?
第三者機関が売り手と買い手の間に立ち、商品やサービスの受け渡しと支払いが正しく行われるまで資金を一時的に預かる仕組み。
手数料を必要とするが個人間で発生する多くのトラブルを回避することができる

サイト譲渡の手順

1. 譲渡相手を決める

サイトを譲渡する相手を見つけます。
相手が信頼できるか、しっかり確認しましょう。

2. 譲渡する内容を確認する

譲渡する内容を明確にします。
たとえば、サイトのドメイン名、デザイン、記事や商品データ、会員情報など、どの部分を譲るかを決めましょう。

3. 価格を決める

サイトをどれくらいの金額で譲渡するか、相手と話し合いましょう。
これには、サイトの人気や収益、運営コストなどが影響します。

※一般的に一か月の平均利益の12倍~の価格となります

4. 譲渡契約書を作成する

譲渡の内容を明確にするために、契約書を作成します。
この書類には、譲渡する内容、価格、支払い方法、譲渡後のサポートなどを記載します。
専門家に依頼してもよいでしょう。

参考:サイト譲渡契約書のサンプル

5. サイトのデータを引き渡す準備

譲渡相手にサイトのデータを引き渡す準備をします。
たとえば、サイトの管理画面へのアクセス情報やサーバーの情報を整理します。
ドメイン名やサーバーの契約が相手に移行できるように、準備をしておきましょう。

6. ドメイン名やサーバーの移行

ドメインおよびサーバーの移行方法をまとめると以下となります。

  • ドメイン移行:現在のドメイン管理会社で「移管コード」を取得し、新しい管理会社にドメインを移す手続きを行います。
  • サーバー移行:サイトのデータをバックアップし、新しいサーバーにアップロード。その後、ネームサーバーを変更して、ドメインと新しいサーバーを結びつけます。

初めてで分からない方は以下を参考にして下さい。

参考:ドメインおよびサイトの移行方法

7. 支払い確認とサイト運営権の移行

相手からの支払いが確認できたら、サイト運営の管理を正式に相手に渡します。これには、全てのパスワードや設定情報を相手に渡すことが含まれます。

支払い後にトラブルとなる場合がほとんどです。
そのため、必ずエスクロー決済が行える仲介サイトを用いましょう!
つなぐなら日本一安い仲介手数料でお金を守ることが可能です。
参考:つなぐのサイト譲渡の仲介手数料

8. データの引き渡し

サイトのコンテンツ(文章、画像、デザインなど)や会員情報などを譲渡相手に引き渡します。
これを行う際はバックアップを取ることを忘れずに。

9. アフターサポートの提供

譲渡後しばらくは、相手がスムーズにサイトを運営できるようにサポートすることも大切です。
必要に応じて譲渡後の一定期間は対応することを契約に含めておくとよいでしょう。

運営者
以上がサイトの譲渡方法となりますが、全てを個人間だけで行うと高い頻度でトラブルに遭遇してしまいます。
トラブルを避けるためにも以下も併せてチェックしてください。

サイト譲渡のここが危ない

サイト譲渡において注意すべき危ないポイントを以下にまとめました。
これらの点に気をつけることで、少しでもトラブルを避け安全にサイトの譲渡を行えるようにしましょう。

1. 信頼できる相手か確認

危険

譲渡相手が信頼できない場合、支払いが遅れる、あるいはされない、または譲渡後にトラブルになることがあります。

対策
相手の身元や信頼性を事前に確認する。
可能であれば過去の取引や実績、第三者の評価を調べる。無理な場合は本人に確認してみる。

2. 譲渡契約書をしっかり作成する

危険
契約書がない、または内容が不明確だと、後からどの範囲まで譲渡するかや責任の所在が曖昧になりトラブルが発生する可能性があります。

対策
契約書には譲渡内容、価格、支払い条件、譲渡範囲、アフターサポートの有無などを明確に記載します。
できれば専門の弁護士に相談するのが安心です。

3. サイトのデータ漏洩や不正アクセス

危険
譲渡中や移行後にサイトのデータが流出したり、第三者に不正アクセスされたりするリスクがあります。
個人情報が含まれる場合は特に注意が必要です。

対策
譲渡前にすべてのデータのバックアップを取り、パスワードやアクセス権限を新しい所有者に渡す際には安全に行うこと。
またデータの取り扱いについても契約書に記載しておきます。

4. 支払いトラブル

危険
譲渡後に相手が支払いをしない、または分割払いを約束したが滞るといったトラブルが発生する可能性があります。

対策
支払いは全額が確認できた後に譲渡手続きを進めるのが基本です。
分割払いの場合は、担保を取る、第三者機関を通じて取引を行うなどの対策を講じましょう。

購入者側からすると譲渡前に支払いを行うことは大変ストレスフルです。
少しでもお互いが気持ちよく取引ができるようにエスクロー決済を行うようにしましょう。

5. ドメイン名やサーバーの移行ミス

危険
ドメイン名やサーバーの移行が正しく行われないと、サイトが表示されなくなったりデータが失われたりするリスクがあります。

対策
譲渡前にドメインやサーバーの移行手順をしっかり確認し、バックアップを取ること。
ネームサーバーの変更も正確に行いましょう。
少しでも不安がある場合は、移行作業をプロ(得意とする人)に任せるのも安全です。

得意とする人が見つからない場合はクラウドソーシングサービス※内で募集を行うのも一つの方法です。
移行作業が得意な人がみつかり、またクラウドソーシング内のため安全な取引が可能です。
つなぐを是非ご利用ください。

6. 隠れた問題が発覚するリスク

危険
譲渡後にサイトに関する法的問題や技術的な不具合が発覚することがあります。
これには、著作権の問題、契約違反、未解決の訴訟などが含まれます。

対策
譲渡前にサイトに関するすべての問題を洗い出し、相手に説明することが重要です。
また、これらのリスクについて契約書に明記し相手に責任を引き継ぐようにします。

7. SEOや広告収益の影響

危険
サイト譲渡によって検索エンジンの評価(SEO)が下がったり、広告収益が減少したりする可能性があります。
譲渡後にサイトの価値が下がることで、相手とのトラブルに発展する場合があります。

対策
譲渡前にSEOや広告収益に影響を与える可能性を相手に説明し必要な対策を講じることが重要です。
これも契約書で確認しておくと良いでしょう。

8. アフターサポートの取り決め

危険
譲渡後に新しい所有者からサポートを求められることがありますが、サポートがどこまで含まれるか曖昧だとトラブルになることがあります。

対策
アフターサポートを提供するかどうか、提供するならどの範囲までかを明確に契約書に記載します。
サポート期間や費用も決めておくと良いです。

サイト譲渡の手続き方法まとめ

サイト譲渡は高額であるため、販売側・購入側共にリスクがあります。
少しでも安全な取引を行うために、以下のポイントを守り取引を行うようにしてください。

  1. 信頼できる相手か確認:譲渡相手の信頼性を事前にチェック。
  2. 契約書の作成:譲渡内容、価格、支払い条件を明確にした契約書を作成。
  3. データのバックアップ:全データのバックアップを取り、移行作業を慎重に行う。
  4. 支払い確認後に譲渡:支払いが確認できるまで正式譲渡は行わない。
  5. 専門家のサポートを活用:不安に感じることがあれば法律や技術の専門家に相談しリスクを最小限にする。

特にトラブルが多くが支払いに関する内容となっています。
そのため支払い部分に関してエスクロー決済を利用することで多くのトラブルを回避することが可能です。
エスクロー決済は必ず手数料が発生するため、手数料が気になる方は以下を参照してください。

参照:サイト売買における仲介手数料

運営者
エスクロー決済の仲介手数料最安値はつなぐとなります。
エスクロー決済を利用したいけど、手数料が高くて抵抗があるという方、是非つなぐをご利用ください。

 

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