Live2Dは背面の画像を立体的に動かすことが可能となる技術です。
作り方さえ理解できれば、誰もが自分のイラストを想像以上に簡単に動かす事が可能となります。
しかしながら、技術的に難しくはないものの作成には時間がかかるため、依頼すると高額になりやすいです。
そのため、自分が苦手なところだけ依頼する方法もあり、料金も抑えることが可能となります。
ここでは主にパーツ分けの工程とモデリングの工程に関して、料金相場や依頼・販売方法について記載していきます。
Live2Dのパーツ分け工程を上手に依頼しよう
パーツ分けとはイラストをパーツ毎に分解する工程となります。
パーツ分けを頼む場合、既にイラストを持っている(デザインが決まっている)場合とイラスト作成から頼む(デザインが決まっていない)場合の2パターンがあります。
イラスト作成から頼む場合の方が高くなりますが、パーツ分けはただ分解するだけではなく、多くの部分を描き足す必要が出てきます。
そのため、依頼者が想像するよりもパーツ分けは大変な作業であり、パーツ分けのみだからといって極端に値段が安くなることはありません。
パーツ分けはせずにイラストのみの作成の相場は全身の場合、1万円〜2万円ほどとなります。Live2Dのイラスト依頼の場合、デフォルメされたイラストではない場合が多いため少し値段が上がりやすいです。
Live2Dのパーツ分けの依頼方法は?
制作会社に依頼する、クラウドソーシングサイト(仲介サイト)内で依頼する、SNSで直接依頼するの3パターンとなります。
制作会社で依頼する場合が最も高額であり、SNSで直接依頼する場合が最も低額になりやすいです。
クラウドソーシングサイト(仲介サイト)を通すと、手数料が必要となるため、SNSで直接依頼するよりも10%〜20%値段があがる傾向にあります。
最もおすすめの方法は詳しくは後述しますが、クラウドソーシングサイト経由が安全で最もおすすめとなり、個人への直接依頼は最も避けるべき依頼方法となります。
パーツ分けの相場は?
制作会社にイラストのデザインからパーツ分けまで頼んだ場合、料金相場はおよそ15万円〜20万円必要となります。パーツ分けのみの場合は10万円ほどとなります。
クラウドソーシングサイトの場合は、デザインとパーツ分けを含めると相場は5万円ほどとなります。デザイン料を含まない場合は3万円ほどとなります。
直接依頼に関してはほとんどクラウドソーシングサイトと値段的に変わりません。クラウドソーシングサイトよりも5,000円〜1万円安くなるかと思います。
パーツ分けはどのくらい必要?
パーツ分けは細かくすればするほど、滑らかな動きが可能となります。
値段は少し上がりますが可能な限り細かくパーツ分けしてもらう方が、素晴らしい目を引くLive2Dモデルになりやすいです。
どこまで分解すべきか分からなければ、身体で動く部分、関節毎にパーツを分けてもらうよう依頼しましょう。
特に髪の毛はパーツ分けが大切です。滑らかな動きにするためにも丁寧にパーツ分けしてもらいましょう。
Live2Dのモデリング工程を上手に依頼しよう
モデリングとは、2D画像から3Dモデルを作成するプロセスであり、イラストに命を吹き込みリアルなアニメーションを可能にする工程となります。
主にアートメッシュの設定、デフォーマの設定、パラメータ設定となります。
アートメッシュでは動かす場所を指定、デフォーマでは回転(腕や頭など)を指定、パラメータでは動き方や動く範囲を指定します。
同じ作業を繰り返すのみですが、作成するには膨大な時間が必要です。また滑らかで自然な動きや複雑な動きをつけるにはかなりセンスが必要となります。
動かすことは誰でもできるものの、それを美しく誰もが目を引く作りにするのは困難であるため、たとえモデリングだけであっても依頼料金は高額になりやすいです。
Live2Dのモデリングの依頼方法は?
パーツ分けの依頼と同様に制作会社に依頼する、クラウドソーシングサイト(仲介サイト)内で依頼する、SNSで個人へ直接依頼するの3パターンとなります。
Live2Dの作成は時間を要するため、個人への直接依頼の場合、トラブルが発生しやすいです。
購入者側、販売者側、双方にとって大きなリスクとなるため直接依頼は避けましょう。
モデリングの相場は?
制作会社にモデリングを頼んだ場合、料金相場はおよそ15万円〜20万円必要となります。
クラウドソーシングの場合はモデリングのみの費用は5万円〜10万円ほどとなります。
Live2D依頼総額目安
イラスト制作からモデリングまで全てまとめて頼んだ場合、制作会社なら30万以上、クラウドソーシサイト経由なら10万円〜20万円ほどとなります。
総額が特に5万円以下の場合、思ったものと違うといったことにならないためにも、クリエイターの方としっかり話し合うことが大切です。
最もおすすめの依頼方法
Live2D用のイラスト作成にしろ、モデリングにしろ工数がとても必要となるため、納期が長いです。
納期が長くなれば、その分トラブルも発生しやすくなるため、トラブルを避けられる制作会社かクラウドソーシングサイトがおすすめとなります。
しかし、制作会社はクラウドソーシングサイトの3倍〜5倍の料金が必要であり、また誰が担当するか分かりづらい(担当者が工程毎に違うなど)、予算を下げたい人や、作成する担当者が分かりたい場合はクラウドソーシングサイトの方がおすすめです。
またクラウドソーシングサイトの方が制作会社よりもクリエイターと柔軟に連絡をとりやすい点も、クラウドソーシングサイトを利用するメリットとなります。
手数料を低いサイトを利用しよう
クラウドソーシングサイトを利用するなら、可能な限り低手数料のサイトを利用する事で、販売者は報酬が増え、購入者も依頼料金を下げることが可能となります。
手数料は販売額に利率をかけた金額であり、販売者が報酬を受け取る時に手数料を引かれます。
以下はクラウドソーシングサイトの手数料の比較となりますが、一般的な手数料が20%と言われますが、『つなぐ』なら手数料2.8% or 5.5%(購入者は手数料無し)のみ*となります。
※決済方法により異なり、購入者が支払方法として銀行振込を選択した場合、販売者が負担する手数料は2.8%となる(その他の決済では5.5%)
サイト名 | 手数料 |
つなぐ | 販売者:2.8% or 5.5%
購入者:0% |
ココナラ | 販売者:22%
購入者:5.5% |
ランサーズ | 販売者:16.5%
購入者:5.5% |
シュフティ | 販売者:10%
購入者:0% |
ビズシーク | 販売者 10万までの部分:11% 10万以上の部分:5.5% 購入者:0% |
クラウディア | 販売者 5万までの部分:15% 5万〜10万部分:10% 10万〜100万部分:5% 100万以上の部分:3% 購入者:0% |
スキマ | 販売者 2万までの部分:22% 2万〜5万部分:16% 5万以上の部分:11% 購入者:0% |
クラウドワークス | 販売者 10万までの部分:22% 10万〜20万部分:11% 20万以上の部分:5.5% 購入者:0% |
クラウドソーシングサイトのエスクロー機能
クラウドソーシングサイトにはエスクロー決済があり、直接依頼と異なりトラブルを避けることが可能となります。
エスクロー決済があることで、未納・未払い・音信不通といった様々なトラブルを避けることができ、安全に最後まで取引を行うことが可能となります。
nizimaにはエスクロー決済がない
Live2Dの売買を専門に扱うnizimaの手数料は10%と低いものの、エスクロー決済がありません。
販売者が依頼を受けて作成後に、購入者が作品を見てお金を払うか決める流れとなります。
仮払いの必要なエスクロー決済ではないため、取引途中で相手と連絡が取れなくなる、未払いで終わるといったトラブルが発生しやすいと言えます。
そのためnizimaのオーダーメイドを利用する際は取り分け注意が必要であり、特に販売者はリスクが高いと言えます。
安全な取引を重視しよう
特にLive2Dの受発注の金額は高額となりやすいです。
高額な金額だからこそ、購入者も要求は増えやすく、ちょっとしたことでトラブルの原因になりやすいです。
そのため、トラブルを避けるためにも、購入者・販売者共にエスクロー決済があるクラウドソーシングサイトを利用することをおすすめします。
クラウドソーシングサイトを利用する注意点として、利用には手数料が必要であり、サイト毎に大きく手数料が異なります。
少しでも手数料の低いサイトを利用する事で、購入者の負担を減らす事、販売者の報酬を増やす事が可能となります。
クラウドソーシングサイトで手数料が低い代表がつなぐとなりますので是非ご検討下さい。