イラストの販売を開始する際に多くの人がSNS以外にイラストの販売可能なプラットフォームへの登録を考えます。
販売プラットフォームとしてネット上で購入希望者と販売者をマッチングさせるクラウドソーシングサイトを販売の第一候補として考える方が多いのではないでしょうか。
有名なサイトとしてココナラやクラウドワークスなどがあげられます。
しかしながら一般的にクラウドソーシングサイトを利用するには手数料が必要であり、販売時に販売価格の約20%を手数料として引かれてしまいます。
そのため、得られる報酬を少しでも増やすために出来る事なら手数料が低いサイト、なんなら無料がいいと思われたのではないでしょうか?
手数料無料のイラスト販売サイトは危険!
手数料が必要なクラウドソーシングサイトと異なり、手数料が無料のサイトが存在しています。
しかし、実は手数料無料には理由があり、とりわけ販売者にとっては、手数料無料サイトを使うメリットは一切ありません。
クラウドソーシングサイトで手数料が必要な理由
ここからは、クラウドソーシングサイトがなぜ手数料無料で運営することができないかについて、記載しています。
クラウドソーシングサイトを利用するメリットとデメリットを理解し、いかに手数料無料サイトが危険なサイトか確認していきましょう。
クラウドソーシングサイトの利用メリット
クラウドソーシングサイトを利用する最大のメリットは、エスクロー決済があることがあげられます。
クラウドソーシングサイトでは、購入希望者からお金を預かり、取引終了時に販売者に預かっていたお金を渡しますがこの決済の流れをエスクロー決済と言います。
エスクロー決済があるために、未納・未払いを防ぐ事が可能となり購入者も販売者も安心して安全に取引を完遂することができます。
また個人ではなかなけ導入が困難なクレジットカード決済やコンビニ決済といった様々な決済がクラウドソーシングサイトの利用で可能になる点もクラウドソーシングサイト利用のメリットとなります。
クラウドソーシングサイト利用のデメリット
クラウドソーシングサイトのデメリットは手数料となります。
上記で説明したとおり、売上の約20%は手数料として取られてしまいます。
各クラウドソーシングサイトの手数料
サイト名 | 手数料 |
ココナラ | 販売者:22%
購入者:5.5% |
ランサーズ | 販売者:16.5%
購入者:5.5% |
シュフティ | 販売者:10%
購入者:0% |
ビズシーク | 販売者 10万までの部分:11% 10万以上の部分:5.5% 購入者:0% |
クラウディア | 販売者 5万までの部分:15% 5万〜10万部分:10% 10万〜100万部分:5% 100万以上の部分:3% 購入者:0% |
スキマ | 販売者 2万までの部分:22% 2万〜5万部分:16% 5万以上の部分:11% 購入者:0% |
クラウドワークス | 販売者 10万までの部分:22% 10万〜20万部分:11% 20万以上の部分:5.5% 購入者:0% |
クラウドソーシングサイト毎に手数料は異なっており、販売者だけでなく購入者にも手数料が必要な場合があるため注意しましょう。
なぜ手数料が必要なのか
手数料が発生する理由はクラウドソーシングサイトは必ず決済代行業者と提携してサービスを提供しているためとなります。
クラウドソーシングサイトは銀行業務に該当するお金を預かる行為をすることができないため、必ず決済代行業者を介して行います。
決済代行業者と提携する事で、様々な決済方法を選択することが可能となり、さらにはエスクロー決済がを利用できるようになります。
クラウドソーシングサイトが決済代行業者に支払う手数料は決済方法や扱う商材の種類また提携する決済代行業者によって異なってきます。
取引金額に対して、およそ3%〜8%の手数料が発生するのが一般的です。
そのため、クラウドソーシングサイトは決済代行業者に手数料を払うために利用者から手数料を徴収します。
クラウドソーシングサイトを運営するには決済代行業者に払う手数料とその他の運営費(人件費など)が必要なため10%以上の手数料が必要となるのが一般的です。
手数料無料サイトは決済スキームがないため無料
手数料無料サイトには上記で説明したエスクロー決済もありませんし、決済自体そもそも行うことができません。
そのため手数料がなくても、広告さえサイト内に張り巡らせておけば収益は得られ運営する事ができます。
決済スキームが無いため、以下の問題・危険性があります。
未払い
個人の直接取引と代わりないため、納品後に持ち逃げされるリスクがあります。
中身を確認してから払いたいという購入者も多く、仕方なく従う販売者が多いですが極めて危険です。
未納
お金を支払ったのに納品されない場合があります。
またそもそもキャンセル機能もないため修正等拒まれることも多々あり、想定したものと全く違うものが納品されるケースがあります。
音信不通
お金を払ったのに相手が行方をくらました、または依頼を受けた商品を作ったのに連絡が取れなくなった、など音信不通となるケースがあります。
購入者側・販売者側どちにもよく起こるケースであり、トラブルとして音信不通が最も多いかと思います。
個人情報流出
お金のやりとりをするため、ある程度の個人情報(メールアドレスや口座情報など)を知られるリスクがあります。
このように様々なトラブルが発生する恐れがありますが、手数料無料のサイトがここでトラブルをフォローしてくれることは絶対にありません。
手数料無料サイトは避けよう
日本一手数料が低いクラウドソーシングサイトは?
安全に取引をするなら、クラウドソーシングサイトを使うべきであり、また手数料が低いサイトを誰もが使いたいと思うはずです。
クラウドソーシングサイトの中で最も手数料が低いサイトがつなくとなります。
つなぐの手数料は2.8% or 5.5%(購入者は手数料無し)であり、ほとんど手数料を気にせず利用することができます。
※決済方法により異なり、購入者が支払方法として銀行振込を選択した場合、販売者が負担する手数料は2.8%となる(その他の決済では5.5%)
例えば以下は1万円の取引をした際に必要な手数料と得られる報酬ををクラウドソーシングサイト毎に比較したものとなりますが、つなぐが圧倒的に報酬を得られることがわかるかと思います。
サイト名 | 手数料 | 報酬 |
つなぐ | 550円 or 280円 | 9,450円 or 9,720円 |
ココナラ | 2,200円 購入者550円 |
7,800円 |
ランサーズ | 1,650円 購入者550円 |
8,350円 |
シュフティ | 1,000円 | 9,000円 |
ビズシーク | 1,100円 | 8,900円 |
クラウディア | 1,500円 | 8,500円 |
スキマ | 2,200円 | 7,800円 |
クラウドワークス | 2,200円 | 7,800円 |
つなぐは手数料が低いことだけが特徴ではなく、多機能であり様々な柔軟性の高い販売方法が可能な点があげられます。
また、非常に簡単に販売をすることが可能であり、メッセージ機能のみで見積もりから販売まで完結することが可能となっています。
つなぐは後発サービスであり2021年にリリースされたばかりのサービスでありますが、日々順調に利用者を増やしています。
安全にあらゆる機能を用いて柔軟な取引ができますので、是非ご利用を検討してみてください。
なぜつなぐは手数料が低いのか?
つなぐが利用している決済代行会社は他社が利用しているものと違いはありませんが、圧倒的に手数料を下げられる理由は利益追求をしていないことがあげれます。
つなぐの決済では、クレカ決済、コンビニ決済および銀行振込を決済方法として選択することができますが、コンビニ決済および銀行振込に関して利益ほぼゼロで決済機能を利用して頂いています。
つなぐの運営目的はクリエイターがより安全に収益を少しでも多く得られるサービスを提供することとなります。
運営責任者はこの記事を書いている僕ですが、僕自身クリエイターであり、クラウドソーシングサイトの手数料の高さに悩んでいました。
そんな悩みを解決できるサービスが日本にあればいいのにと思い作ったのが【つなぐ】となります。
エスクロー決済があるサービスを利用しよう
個人で直接取引するのと同じく、手数料無料サイトは非常に危険です。
安全な取引のためにも販売者と購入者の決済を仲介してくれるエスクロー決済があるサービスを利用しましょう。
またエスクロー決済を有するサービスには必ず手数料が発生します。報酬を少しでも増やすためにも可能な限り低手数料なサイトを利用することをおすすめします。
これからイラストの販売をしてみたい人は、SNSで上手く集客を行いながら決済機能が充実したサービスを併用することで、より安心してクリエイト活動に従事することができるかと思います。
クラウドソーシングサイトを上手に活用していきましょう。