ココナラの手数料は高い？！高すぎる手数料の原因と対策方法

ココナラの手数料には4種類(販売手数料、電話料金、振込手数料、コンビニ決済手数料)あります。

ココナラの手数料は高いなんて事がよく言われており、利用者が途中でココナラを退会する理由の大きな一つとなっています。

手数料が高ければ、購入者は支払う金額が高くなり易く（販売額に手数料を上乗せして販売する販売者の方が多い）、また販売者も報酬が思ったように稼げない原因となります。

実際にココナラの手数料は高すぎて、割に合わないのか他サービスと比較してみてみましょう。

ココナラの販売手数料

ココナラはクラウドソーシングサイトと呼ばれるネット上で仕事をしたい人と仕事を頼みたい人をマッチングさせる仲介サイトです。

クラウドソーシングサイトは国内にいくつかあり、利用するには必ず手数料が発生します。
※ココナラやその他のクラウドソーシングサイトも含めて、登録料（登録しただけで料金が発生する）は一切発生しません。

手数料の種類にも様々ありますが、最も確認しておくべき手数料が販売手数料となります。

販売手数料は、販売毎に必要となり、金額に応じて支払う手数料も増えていきます。そのため、販売手数料は固定の金額ではないため、最も負担となる手数料となります。

販売手数料とは何故必要なのか？

クラウドソーシングサイトを利用するにあたり、必ず販売手数料が発生しますが、販売手数料が発生する理由は決済代行業者を利用するためとなります。

決済代行業者は、決済を専門に扱う会社であり、決済代行業者を利用することで、クレジットカード決済等の様々な決済を利用することが可能となります。

そのため、ココナラ等のクラウドソーシングサイトでは、決済代行業者と提携しすることで、サイト内に決済機能を入れることが可能になります。

しかし、決済代行業者を利用するには、ココナラ等のクラウドソーシングサイトは決済会社に利用料金毎に手数料を支払う必要があります。

この手数料を販売手数料として、クラウドソーシングサイトは販売者や購入者から徴収します。

手数料無料サイトの罠

サイトによっては手数料が無料であることを大々的に歌い集客しているサイトがありますが、そういったサイトには決済システムはありません。

そのため、決済は利用者個人間で行う必要があります。

利用者間で最も起こりやすいトラブルは、お金にまつわる事であり、安全に決済できる機能が無ければ、未払い・未納が非常に起こりやすいです。

そのため、決済機能がないサイトおよび個人間取引は非常に危険であるため利用しないようにしましょう。

ココナラと他サービスの手数料の比較

以下安全な決済（エスクロー決済）が可能なクラウドソーシングサイトの手数料の比較となります。

販売手数料一覧

ココナラの手数料は掲載しているクラウドソーシングサイト内で最も高い27.5%となります。

特に注意しなければいけない点は、ココナラでは販売者だけでなく、購入者にも手数料が発生する点となります。

そのため、購入者は実際の販売額よりも高い料金を支払う必要が出てくるため、販売者は販売時に購入者から説明を要求される場合があります。

対照的に手数料の最安値はつなぐであり、2.8% or 5.5%*（購入者負担無し）となり、この手数料はクラウドソーシングサイト内で日本一低い手数料となっています。
※決済方法により異なり、購入者が支払方法として銀行振込を選択した場合、販売者が負担する手数料は2.8%となる（その他の決済では5.5%）

ココナラの手数料改定に関して

ココナラの販売手数料が高い理由

他社よりもココナラは手数料が高く、また手数料改定によりさらに高くなりました。手数料が高くなる理由として以下が挙げられます。

・社員数が多い

・広告費

ココナラはランサーズやクラウドワークスよりも収益が低いにも関わらず同じ規模の社員数を抱えています。

またテレビCMやアフィリエイト広告などに力を入れていることから、広告費をかなり使用しており、その結果、2022年8月期の連結決算は、最終損益が5億の赤字となっています。

今後も積極的に、CMや広告にお金をかけるスタンスは変えないため、手数料が下がることはないと思います。

しかしながら、集客力があるのは事実であり、利用者数は非常に多いです。

手数料を多く払っている分、多くの人に商品を誰かにみられる機会があるのはココナラを利用するメリットと言えます。

ココナラの手数料と報酬一覧

参考に受け取れる販売者の報酬金額および購入者の手数料を含めた支払い額を販売額100円毎に表に記載しています。
（5万円までを記載していますので、計算が苦手な人は参考にしてください）

手数料の計算方法
販売者の手数料は販売額×0.22で算出され、受け取れる報酬は販売額から手数料を引くことで求められます。
購入者の手数料は販売額×0.055で算出され、支払い金額は販売額に手数料を足すことで求められます。（小数点以下は四捨五入されます）

おひねりの手数料も同額発生

取引が無事終了すると感謝の気持ちとして『おひねり（謝礼金）』を支払ってくれる方がいます。

ココナラでもおひねりを販売者に渡すことが可能ですが、その際も上記と同じ割合の手数料が販売者・購入者ともに必要となります。

例えば、購入者が1000円のおひねりを出そうとする場合、購入者は1055円支払う必要があり、販売者は手数料を引かれ780円受け取ることが出来ます。

ココナラで高額商品の販売は特に注意しよう

ココナラの電話料金

電話サービス利用料金が高い！！！

電話相談サービスを行う場合、販売者は通話１分当たりの料金を設定して、販売を開始します。

１分当たりに得られる報酬は以下の表のようになっています。

手数料はおよそ６０％となり、これに関しては手数料が高すぎるのは言うまでもないかと思います。

他社サービスがあまり導入していないことをいいことに、手数料を上げているのかなと感じます。

通話に関しては他サービスの利用もあり

ココナラの振込手数料

他サービスの振込手数料との比較

ココナラのコンビニ決済手数料

コンビニ決済手数料の比較

ココナラが最安値となっています。

ただし、これも販売手数料のように金額に応じて負担額が増える訳ではないため、そこまで気にする必要はないかと思います。

コンビニ決済を利用する購入者が負担しなければいけないことだけ、覚えておきましょう。

ココナラの手数料まとめ

ココナラの手数料はクラウドソーシングサイト全体から考えるとやはり高いと言えます。

特に、通話サービスの手数料に関して、約６０％と高く、販売者は収益を得られにくいと感じるかと思います。

手数料が全体を通して高い理由は、従業員数や広告にお金を使っていることが主な原因と考えられ、手数料が高いから高サービスが受けられる、安全といった訳ではありません。

ただし、広告に力を入れているため、多くの人に自分の商品を見てもらえるチャンスを増やしたい人にはメリットがあるとも言えます。

自分の販売方法にあったサイトはどれなのか、手数料との関係をしっかり吟味し最適なサイトを選んで活動しましょう。