Bizseek(ビズシーク)はインターネット上で仕事の受発注ができるクラウドソーシングサイトです。
他クラウドソーシングサイトよりも低手数料で利用できるメリットがある一方、利用者数が少ないといった悪い口コミもいくつか見られます。
この記事ではBizseekの特徴やなぜ会員数が増えないのかなど他サービスと比較して考察しています。
以下詳細を書いています。
Bizseekの特徴、評判が悪い原因は販売機能の手薄さ
Bizseekでは、依頼者は仕事を募集する事は可能ですが、仕事を頼む人(以下ワーカーと記載)に直接依頼を出す事はできません。
同様にワーカーは自分のプロフィールを書き何ができるか等記載することができるが、自分の商品(スキル商品)をBizseek内に掲載し募集をかける事ができません。
あくまでも依頼者は頼みたい仕事を公募し、それに対してワーカーは応募するのみとなります。
Bizseekの最大の強みは低手数料
仕事の受発注を行い全ての取引を完了できるクラウドソーシングサイトを利用するには必ず手数料が必要となります。
手数料が必要となる理由は決済機能を利用するためとなります。
クラウドソーシングサイト内で決済を行う際、必ずクラウドソーシングサイトが提携している決済を専門とする決済会社(決済代行会社)を通して決済が行われます。
決済代行業者を利用するには利用金額に応じて手数料を払うことが必要となっています。
また依頼者とワーカーの間でトラブル(未払い・未納)を起こさせないために、クラウドソーシングサイトではエスクロー決済という決済方法を採用しています。
こういったシステムを採用しているため、クラウドソーシングサイトは利用者からシステム利用料として手数料を徴収しています。
こういったことから、クラウドソーシングサイトを利用する際、必ず決済時に手数料が必要となってきます。
以下Bizseekと他クラウドソーシングサイトの手数料率の比較となります。
手数料率が高ければワーカーが受け取れる報酬が少なくなります。
手数料率比較一覧
サイト名 | 手数料 |
---|---|
Bizseek | ワーカー 10万までの部分:11% 10万1円以上の部分:5.5% 依頼者:0% |
つなぐ | ワーカー:5.5%
依頼者:0% |
ココナラ | ワーカー:22%
依頼者:5.5% 合計:27.5% |
ランサーズ | ワーカー:16.5%
依頼者:5.5% 合計:22% |
シュフティ | ワーカー:10%
依頼者:0% |
クラウディア | ワーカー 5万までの部分:15% 5万1円〜10万部分:10% 10万1円〜100万部分:5% 100万1円以上の部分:3% 依頼者:0% |
SKIMA | ワーカー 2万まで:22% 2万1円〜5万:16% 5万1円以上:11% 依頼者:0% |
クラウドワークス | ワーカー 10万までの部分:22% 10万1円〜20万部分:11% 20万1円以上の部分:5.5% 依頼者:0% |
クラウドソーシングサイトの利用手数料は20%ほどとなっているサイトが多いのに対してBizseekは手数料11%しか必要としません。
そのため一つの案件に対して他サイトよりも得られる報酬は多くなりやすいと言えます。
最安はつなぐの手数料5.5%です(日本一低手数料)
Bizseekが流行らない原因
手数料率が低く、安全に決済を完了できるにも関わらずBizseekの利用者は少ないです。
例えばTwitterでBizseekに関するツイートを探してもほとんど見つけることができません。
なぜBizseekが利用者にツイートされなず、また利用者が増えにくい理由は、スキル販売ができないからとなります。
SNSで集客するワーカーが多い
ワーカーの多くがSNSを利用し集客を行い、その後クラウドソーシングサイト内でスキル(商品)を購入してもらっています。
クラウドソーシングサイト内の公募の案件は競争率も高いことからなかなか採用されないのが現状です。
そのため、ワーカーの多くがSNSで集客し安全に決済するためにクラウドソーシングサイトを利用しています。
スキル販売例(つなぐ)
しなし、Bizseekではワーカーは自分の商品を掲載できません。
そのため、ワーカーは募集ツイート(Bizseekに関連するツイート)もしませんし、自分の商品を販売できないBizseekを積極的な利用をする事はありません。
Bizseekの口コミは怪しい?いい口コミの実態
極端にいい口コミを見つけた場合は、いわゆるアフィリエイト広告となります。
その広告(リンク)経由で会員登録されると紹介者(記事を書いた人)は謝礼として報酬を得る事ができます。
そのため、極端にいい事しか書いていない、実態を伴っていない内容は報酬目的の記事の場合があるため注意が必要です。
Bizseekは公募と応募ができる機能を有しており、また他社よりも低手数料の魅力があります。
しかしながら、強くおすすめできるかと言えばそうではなく、やはり機能面でスキル販売ができないなど時流に乗っていないことからワーカーにとって働きにくい、あえて登録するメリットがあるとは言えないのが現状となります。
スキル販売ができるおすすめのクラウドソーシングサイト
これからワーカーとして働くならスキル販売が可能なサイトがおすすめとなります。
スキル販売が可能な代表的なクラウドソーシングサイトとして、つなぐ、ココナラ、ランサーズ 、SKIMAがあげられます。
それぞれ特徴があるため簡単に紹介していきます。
つなぐ
日本一の低手数料かつ他サービスを圧倒する柔軟性に富んだ多機能が魅力。
決済方法も豊富で、購入者を支払い方法で悩ませる事はありません。
2021年にオープンした新しいクラウドソーシングサイトですが、魅力的な点が多く日々利用者数が増えています。
決済方法
クレカ決済、コンビニ決済、銀行振込
手数料
販売額の5.5%
(ワーカーのみ、依頼者は無し)
ココナラ
広告による集客に力を入れており、知名度が最も高くアクティブなクラウドソーシングサイトとなります。
集客力がある反面、手数料は非常に高いので注意が必要です。
手数料が高い分、販売額を高く設定しているワーカーも多いです。また依頼者にも手数料が必要となります。
決済方法
クレカ決済、コンビニ決済、銀行振込、
手数料
ワーカー:22.0% 依頼者:5.5%
ランサーズ
ココナラと同様に広告に力を入れており知名度が高いです。ココナラは大衆向けに対してランサーズは企業向けのイメージが強いです。
ココナラほどではないですが、手数料は高めの設定であり、依頼者にも手数料が必要となっています。
手数料は、販売額に対してワーカー16.5%、依頼者5.5%設定となっており、合計22%の手数料が必要となります。
利便性の高いコンビニ決済ができない点は課題。
決済方法
クレカ決済、銀行振込、
手数料
ワーカー:16.5% 依頼者:5.5%
SKIMA
イラストの売買に特化したクラウドソーシングサイト。高額な案件ほど手数料が下がりお得に利用できます。
つなぐと同様に手数料はワーカーのみで依頼者にはかかりません。
決済方法として銀行振込がないため、高額決済(30万円以上する案件)には弱い。
決済方法
クレカ決済、コンビニ決済
手数料
販売額2万円まで22%
2万円~5万円の場合16%
5万円以上の場合11%
(ワーカーのみ、依頼者は無し)
依頼したい人も活気のあるサイトがおすすめ
仕事を依頼したい人もアクティブにワーカーが利用しているサイトの方が、公募案件も注目されやすくメリットがあります。
またスキル販売可能なサイトの場合、自分にあった商品を見つけられるメリットもあります。
これからクラウドソーシングサイトで依頼をしたいと考えているなら、スキル販売が可能なサイトを第一候補として考えてみましょう。
個人間の直接取引は危険
手数料の負担を無くすために、個人間で直接取引を行う方が多いですが非常にリスクがありおすすめできません。
取引を繰り返せば未払い・未納のトラブル、音信不通、突然のキャンセル、個人情報の悪用など様々なトラブルが必ず起きます。
こういったトラブルに巻き込まれないためにも個人間で取引するのではなく、エスクロー決済を有する安全なクラウドソーシングサービスを利用しましょう。
Bizseekまとめ
Bizseekを利用する事で安全に仕事の受発注が可能となります。
また他クラウドソーシングサイトに比べ低手数料で利用できるメリットがあります。
しかしながら、スキルの販売ができない、ワーカーにBizseek経由で直接依頼できないなど、デメリットがあり、残念ながら利用者数が少ないのが現状です。
クラウドソーシングサイトに掲載されている仕事に応募すれば必ず仕事が得られる訳ではないため、ワーカーはSNS等を用いて自分で集客する事がとても大切です。
そのため安全に取引を完遂するためにスキル販売が可能なクラウドソーシングサイトを選ぶ事が大切と言えます。